今回は帰化申請でやってはいけないこと、について簡単にお話しします。
帰化申請ですが、自分で進められる際には、法務局に行って職員から色々とヒアリングを受けるわけです。
まずは、親族のことについて色々聞かれます。
父母は誰なのか、本名は生年月日は、初婚同士か、再婚か、兄弟姉妹についても同様です。そして親兄弟姉妹が帰化しているかどうか聞かれますね。
父母は実の父母です。帰化して日本の戸籍に載るのは実の父母ですからね。継父や継母は養子縁組してなければ関係ないと言えば関係ないです。
兄弟姉妹は異父異母兄弟もいればそれも言わないといけないです。
ここでですね、継父継母を実の父母と言ったり、すでに亡くなっている兄弟姉妹を言わなかったりすると、法務局が指示する必要書類も違ったりきたりするので、自分で判断で端折ったりして答えないことですね。
このような身分関係のことは、収集する書類の情報から正しいかどうか、素人目には気づかなくてもよく見ればわかりますのでね。
それにこの身分関係の情報というのは帰化をして正しい戸籍を作るための情報ですので、大変重要だということになります。
あとは、直近2、3年の収入ですとか、課税状況ですとか、居住状況ですとか、こういったことも、こうゆうことは言ってはいけないのではないかと、自分で勝手に判断して違ったことを言っても、これらのことは様々な書類が複合的に絡み合っていますので、書類から事実が浮かび上がってくるんですよね。
はっきりわからなくても、実はこうなんじゃないの、ということは見る人が見ればわかります。
ですから、聞かれたことに嘘はつかないということですね、嘘は書類でばれてしまいますので。
とはいえ、専門家から見ると、情報の重要度というのは、濃淡があるわけですので、言ってしまえば、こうゆう言い方がいいとか、別に自ら言わなくてもいいのでは、とか色々ありますけれども、嘘は絶対ダメですね。
あとですね、親族の情報とか、聞かれたことにわからん、わからんでは話が進みません。親族関係の書類というのは自身もしくは親族が持つ情報を端緒に集めていくものですので、自身がわからなければ親族に積極的に協力を仰ぐ必要があります。
帰化申請は日本の戸籍を作るための親族の情報、書類が非常に重要ですので、この辺のことは承知しておいた方がいいと思います。