行政書士川本弘基のプロフィール

生い立ち

私は在日韓国人３世として愛知県春日井市に生まれました。

父は在日２世で、母は結婚を機に日本に来たニューカマーです。

1世の祖母とは19歳まで一緒に暮らしました。

近所で叔父が鉄屑商を営んでいました。幼い私たち兄弟には格好の遊び場でした。

叔父さんが「アイスキャンデー買ってこい」って小遣いをくれたのをよく覚えています。

家の中では韓国語が飛び交い、食卓には韓国料理が並び、チェサ（法事）には親戚が集まるという、ザ・在日という環境で育ちました。

私はまったく不自由することなく幸せに育ちました。

父母や祖父母の在日１世２世が頑張ってくれたおかげだと思います。

一緒に暮らした在日１世の祖母は読み書きができませんでした。

それでも逞しく生きてきた生き様を垣間見ることもありました。

その魂はきっと私の中にも引き継がれていることを感じています。

近所には朝鮮学校がありましたが、私は日本の学校に通いました。

小学校と中学校と地元の学校に通いました。

表だって朝鮮人だからといじめられるようなことはありませんでしたが、近所の人はみんな知ってるので後ろ指をさされるようなこともありました。

高校から大学中退まで

名古屋の県立千種高校に進学しました。

電車通学は楽しかったですね。

毎日のように栄や名古屋に繰り出し映画を見たり、レコード屋を回ったりして遊んでました。

勉学はそっちのけでロックや小説にハマりました。

高校1年の時からバンドを組んで学園祭に出たりしていました。

大人しいけどやりたいことは躊躇せずに人の目を気にすることなくやるような子供でした。

在学中はまったく勉強してなかったので、卒業後は大学進学のため浪人しました。

1年浪人したのちに同志社大学に合格し京都で一人ぐらしをすることになりました。

大学では高校と同様に勉学に励むことなく遊んでばっかりいました。

1年の時にビリヤードと出会い、４年間学校に行かずにビリヤード場に入り浸る生活をしていました。

結果4年で卒業見込みが立たず、そうであればと親にも相談せずに中退してしまいました。

フリーター生活と行政書士試験合格

中退後は実家に戻り近所のビリヤード場で働き始めました。

アマチュア選手活動も初めプロになりたいなあと思いながらもいい成績は残せず断念することになりました。

大学はドロップアウトし夢にも敗れ、なんとかしなくちゃという時に行政書士試験と出会いました。

一念発起して頑張った結果初受験で合格することができました。

合格後はご縁があって、バイト先の顧問の先生のところで１年間行政書士として修行を積むことができました。

その後そのまま士業の世界に進むと思いきやそうはいきませんでした。

結婚・就職・独立開業

修行先の事務所は1年でやめまたフリーター生活に逆戻り。

そして今の奥さんと出会い結婚することに。

結婚を決めた時に無職だったんで就職先を探しました。

そこで拾ってくれたのが中堅の旅行会社。

管理部門に配属され総務・経理・人事労務の仕事をすることに。

そこでは色々学びました。

そのうち仕事も任されるようになりオフィスのバックヤードの仕事は一通り経験できました。

その経験は行政書士業にかなり生かされています。

会社の内側の仕事を通してビジネスの世界を知ることができました。

しかし私はもともと宮仕えには向かないタイプ。

毎日毎日辞めたい辞めたいと思いながら会社に通っていました。

そして7年務めたある日、とあることをきっかけに会社を辞めますと申し出ることに。

しかも妻には相談せずに、、、。

退職願を出した後１週間は妻に言い出せませんでした。

やめることが決まった以上、次に何やるか決めなきゃいけません。

選択肢は一つしかありませんでした。

資格を持っていた行政書士で独立しようと。

その時37歳でした。

開業してからのことは「事務所概要・沿革」にまとめてありますので良かったらご覧ください。

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