帰化申請の面接を終えてから許可までにかかる時間が、最近の東京法務局は異常に早い!というお話です。
帰化申請は、申請→面接→許可という流れなんですが、通常は申請から面接が2から3ヶ月、面接から許可までが4から5ヶ月、トータルで6から8ヶ月というのが長い間の在日韓国人(特別永住者)の方々の帰化申請にかかる期間でした。
ところがコロナの影響でそれが歪なことになっている法務局があります。
今回は東京法務局本局のことなんですが、申請から面接までが異常に長く、そして面接から許可までが異常に短いという例が結構出てきています。
弊社のお客様の実際のデータを見ながら解説します。
目次
弊社のお客様で2021年12月から2022年2月途中までの間で、東京法務局本局で申請をして許可されたお客様が6組いらっしゃいます。
その6組の「申請日から面接までの日数」そして「面接日から許可日」までの日数を紹介したいと思います。
最近の東京法務局の審査状況のトレンドを伺い知ることができるかと思います。
中には面接日から許可日までの日数が異常に早い方もいらっしゃいます。
ちなみに皆さん韓国籍の特別永住者の方々です。
番号 | 申請日から面接日 までの日数 | 面接日から許可日 までの日数 | トータル(申請から 許可)日数 |
---|---|---|---|
1 | 176(5.7ヶ月) | 78(2.5ヶ月) | 254(8.3ヶ月) |
2 | 224(7.3ヶ月) | 73(2.4ヶ月) | 297(9.7ヶ月) |
3 | 不明(聞き漏らし) | 不明 | 274(9.0ヶ月) |
4 | 225(7.4ヶ月) | 41(1.3ヶ月) | 266(8.7ヶ月) |
5 | 196(6.4ヶ月) | 32(1.05ヶ月) | 228(7.5ヶ月) |
6 | 168(5.5ヶ月) | 33(1.08ヶ月) | 201(6.6ヶ月) |
面接日から許可日までの日数が32日・33日・41日と、面接を終えてわずか1ヶ月ばかりという超速の方が3組もいらっしゃいます。
イレギュラーな事案ではなく、完全にこうゆう傾向があるということがわかると思います。
他の2組も73日・78日と比較的短め。
コロナ前は面接から許可まで1ヶ月足らずなんてことはあり得ない話だったんですけどね。
帰化申請にもコロナの影響は及んでいるということですね。
面接日から許可日までの日数が32日・33日・41日の3組は、申請から面接まではかなりの日数を要してますね。
申請してから面接までも、5ヶ月や6ヶ月、果てはそれ以上かかるなんてこともコロナ前では考えられないことでした。
面接までに長くかかった方は、待った甲斐あってか許可までにかかった期間が逆に短いという傾向も見て取れますね。