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帰化申請の面接とは、そして「面接調査」とは

本日は帰化申請の面接についてのお話です。帰化申請において面接とは何なのか、いろいろ勘違いもあると思いますので、改めてお話ししたいと思います。

帰化において「面接」という言葉はよく聞かれる言葉ですよね。

しかし、これ人によっていろんな場面のことを指す言葉として使われているように思います。

法務局の人や我々帰化申請をお手伝いするような専門家が「面接」と言った時には、「面接調査」のことを略して「面接」と言っています。

では「面接調査」とは何なんでしょうか。調査とつきますと、ちょっと怖い感じもしますよね。

面接調査とは、帰化申請を申請しますと、申請書類に基づいて法務局が審査に入ります。

審査の過程で申請者自身に話を聞くという機会が設けられます。この機会が面接調査といいます。

面接調査は申請してから約3ヶ月後に行われますが、最近は半年後ぐらいになる法務局もあります。東京本局や名古屋本局はコロナ以後はずっと半年くらいかかっています。

面接調査は15歳以上の申請者に対して、個別に行われます。

面接調査において何が行われるかというと、まずは改めての申請意思の確認、そして書類では分かり難いことのヒアリングによる確認、そのほか書類の内容の記載の確認が行われます。

特にですね、帰化したら日本の戸籍ができますので、その戸籍を作ることに関する事項の確認はしっかり行われます。間違って戸籍が作られてしまっては大変ですからね。

むしろ面接調査のメインはこの戸籍の記載事項の確認、これがメインと言っても過言でありません。

帰化申請における面接というのは就職の面接のような類のそれをパスするテストのようなものではなくて、申請内容や戸籍の記載事項の確認という事務的なものと考えていいです。

面接の態度や服装でその人物評価をするようなものではありません。 

帰化申請においては申請者は何度も法務局に通うわけなんですが、申請前の事前相談ですとか、申請する際に申請書にサインをするわけですが、このような機会は面接とは呼ばれません。

申請者にとっては、法務局の職員と個室で相対していろいろ話をするわけですので、そういう機会も面接、面接と言われるのをよく聞きますが、それは面接ではなくて、事前のただの事務手続きということになります。

本当の面接はですね、申請した後に行われる「面接調査」が、帰化における「面接」というものになります。

その面接ですが、1回しか行われません。私の経験でも2回以上あったのは、二度くらいですかね。ですからほぼ100%一回で済むと言っていいと思います。

面接が済めば許可まで法務局から連絡があることはほとんどありませんが、気を抜くことなく、交通違反などには気をつけてお過ごしになるのがいいかと思います。

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