先日、名古屋法務局管内の某支局で帰化申請が無事受理された方のお話。
当初は初回の相談でそのまま受理していただくように法務局にも事前に連絡して段取りをしていたのですが、特別永住者カードの有効期限が切れていて受理は2回目に持ち越しに。
そして2回目に無事受理されました。
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特別永住者カードは7年おきにカードの更新をしないといけません。
全ての市区町村が更新の案内を送ってくれるようではないようですので、一度カードの有効期限を確認した方がいいです。
更新の手続きはお住まいの市区町村でできます。
新しいカードの発行は2週間くらいかかります。その間は更新申請の控えをもらえますので、もしカードの提示を求められたらその控えを提示すればいいでしょう。
特別永住者カードの期限が切れても、「普通は」特別永住権を失いません。
しかし、海外に滞在している間に特別永住者カードの期限が切れると、特別永住権を失う可能性があります。
みなし再入国許可は特別永住者カードが有効の間だけ有効なので、再入国した際に特別永住資格を失うこともあります。
ただし、最近はコロナによる救済措置があるようです。
今回は特別永住者カードの期限が切れていたので、法務局の担当者の判断で申請の受理が見送られました。
では同様のケースで必ず申請を拒絶されるのかというと、そうでもないです。
私の経験では、申請当日に特別永住者カードを持参し忘れたなどの理由で、特別永住者カードを提示しないで申請が受理されたことは何回かあります。
まさに有効期限切れで更新中であることを示して(告げた?忘れましたが)受理されたこともあります。
その辺は法務局や担当者によって対応が違ってくるところのようです。