帰化申請の生計の概要その2 資産【法務局のパンフから作成する書類その3】(在日韓国人の帰化申請)

今回は前回に引き続いて、帰化申請の必要書類を法務局の帰化のパンフを見ながらお話ししましょうということで、作成する書類の3回目ということになります。

前回は生計の概要その1をやりましたの。前回のリンクは説明欄に貼っておきます。今回は生計の概要その2をやりたいと思います。

生計の概要その2は家計の資産を書く書類になります。A4サイズのぺらっと1枚の書類です。

4つの項目に分かれていまして、不動産、預貯金、株券社債等、高価な動産となっています。

不動産には、申請者自身が所有する土地建物、世帯員が所有する土地建物、自身や世帯員ではないが、親族が所有する自宅の土地建物を書きます。

自宅でなくとも収益物件を持っていればそれも書きます。

何を書くかというと不動産の種類、面積、時価額、所有者の4つを書きます。

不動産の種類には、宅地とか山林とか、木造瓦葺2階建とか、登記簿通りに書けばいいかと思います。登記簿出さなくていい法務局にあって、そうゆう場合は自宅土地、自宅建物などと簡単に書いてもオッケーなことがあります。

時価額は、おおまかな数字で構いません。市場価格や固定資産の評価額などを参考に書きます。

給与などの定期収入によって生計を賄っている方は、この不動産の価値によって、帰化の可否の要素になるわけではありません。

次に預貯金です。金融機関名、名義人、金額を書きます。家計の決済用、貯金用など使い方を分けて複数あると思いますが、基本的には全て書きます。

とはいえ、タンスを引っ掻き回してですね、使ってない通帳まで探し出してまで書く必要はありません。

不動産同様にですね、定期収入のある方は、預貯金の多い少ないはさほど影響はしません。

名義人の範囲ですが、申請者だけではなく世帯員全員の分を書きます。ですからなんかの拍子にへそくりがバレてしまうかもしれませんね。

次は株券、社債等です。

日本株式何銘柄ですとか、投資信託なんとかファンドですとか書きます。手引きにはゴルフ会員権も書いてありましたね。

市場取引があるものは時価額は書きやすいと思います。

会社経営されている方は自分で株持っていることが多いので、それを書くのかという問題がありますが、私は書いてないですね。書くにしても時価額は出し難い遠もいうので適当なところでいいと思います。

最後は高価な動産です。動産とは簡単にいうと物のことですね。車や貴金属など売却して金銭に変えられる物ですね。

ここに書くのは時価額100万円以上のものを書きます。

市場価格で100万円以上で取引されている、車や貴金属、他にはボートですとか、そういったものを書きます。

はい、というわけで一通り説明させていただきました。

帰化の生計の要件というのは、収入または資産によって生計を維持できるかということになります。

維持できるかどうかというその期間は何十年とか、死ぬまでとかそういう話ではありません。寿命も分かりませんし、景気がどうなるかも先行きは見通しできません。

ですから近々数年間は今の状態で生活していけるかどうか、それを評価するということだと理解しています。

また収入「または」資産となっていますので、世帯員の給与などの定期収入でここしばらく家計を賄えそうだという方は、今日説明した生計の概要その2の資産については、そんなに評価の対象となるものではないと考えていますし、実際実務の中でそんな印象を受けています。

LINE無料相談
友だち追加
LINE無料相談
友だち追加