上の写真をご覧ください。
これは大阪法務局本局で提出する帰化申請の書類の束です。
厚さは約7センチにもなります。
このうち約6センチが韓国の家族関係証明書と除籍謄本です。
割合は約86%です。
残りの1センチ(約14%)が給与明細や税証明など帰化の要件を確認する書類です。
このケースでは、いわば約86%の書類は帰化の要件に関係ない書類ということになります。
では、なぜこれだけ大量の韓国の家族関係証明書や除籍謄本が要るのか?
それは帰化をして日本の戸籍を作るための身分事項を認定するためです。
韓国の除籍謄本は本人の出生時点や父母の婚姻時、果ては母の出生時まで遡って取得しなければいけません。
よってその量は大量となります。
そして全ての除籍謄本に日本語の訳文をつけないといけません。
翻訳業者によってはこの量だと20万円くらいになることもあるかと思います。
これだけの韓国の戸籍類をきっちり収集するのも翻訳するのもめちゃ大変です。
これが在日韓国人の帰化が大変な理由の一つです。