今回は帰化申請中の心の保ち方というお話をしたいと思います。
ご存知の通り帰化申請は長い時間がかかります。
弊所のお客様のうち、多くの方が1年程度で許可が得られています。しかし法務局によって、その時々によってすごく時間がかかる方もいます。
その長い期間、結果がどう出るか、不安の中お過ごしになられる方も多くいらっしゃると思います。
帰化申請は皆さん人生で一度しか経験することがない、そしてそんなに多くの体験談とかがあるわけでもないということで、不安の中進めざるを得ないというところでしょうか。
私もかれこれ1200人以上やってきて、ちょっと前までは全ての申請に同行したり事前の根回しなどで、実際に法務局の帰化の現場に、はっきりわからなですが、600回から800回くらいは行ったと思います。
それだけ色々経験してきても、その都度やっぱり緊張します。なぜかというと、法務局によって、その時々によって、職員によって、いろんなことを言われる、私も「ん?」と思うようなことを結構言われるからです。
もちろん私から見てめちゃくちゃなことを言われることはほぼありません。
しかし、それ理由もわからず言ってるよなとか、前は要らないと言っていたのになとか、これだけ書類が揃ってるなら普通は即日受理すべきだよな、とかまあ色々惑わされることはあります。予測範囲内のことが多いですけれども。
しかし、これが帰化申請初めてする人は、言われること全てに惑わされてしまうわけです。
法務局の職員が発する言葉、どれをちゃんと受け止めるべきかということですね。これをちゃんとわからないと、もう不安でしょうがないと思いますね。
法務局の職員も全てに精通している人はいません。勉強しながら一所懸命やっている人も多い訳です。
言ってることがわからない、意図することがよくわからないなということは多々あります。
これを素人が判断することは無理ですね。というのは帰化申請はいろんな書類を出しますし、その分野が広範囲にわたりますので、全てを理解しながら、承知しながら進めることは無理です。
私も経験積んでる方ですけれども、わからないこと沢山ありますし、まあ、こんなもんだろうとやっていることはたくさんありますが、帰化申請はやっぱりブラックボックスな部分が多いですから、なんと言っても経験がものを言います。
ですから帰化申請中の長い期間、不安なく過ごすには、経験豊富な人にサポートしてもらう、もうそれしかないかなと思います。