特別永住者も不許可になる(帰化申請)

今回は特別永住者も帰化が不許可になるというお話しです。

特別永住者というと、日本で生まれ育ち日本人と同じように生きて来て、帰化も簡単じゃないと思われるかもしれませんが。

実はそうじゃないんですね。

帰化においては他の外国人に比べて書類の量も圧倒的に多いし、それらの書類がなじみのないものなのできっちり揃えるのが難しいってところがあります。

そして特別永住者でも帰化が不許可になることがあります。弊社でも不許可の方いらっしゃいます。

その辺の実際のところお話ししたいと思います。


弊社にも不許可の方はいらっしゃいます。

殊更不許可のことを話して、弊社に何のメリットがあるのかという話なんですが。

その辺は正直にやりたいですし、不許可ゼロでは許可者1,157人も信憑性がなくなるような気もしますんで、全て開けっぴろげでやっております。

弊社は2012年1月、今から丸10年ほど前ですね、その時に初めて帰化を取り扱いました。

それから在日の方の帰化ばっかりやってきまして、一時は大阪や京都への出店などもして実績を積んできました。

現時点で許可者は1,157人です。そのうち98.7%が韓国朝鮮籍で、95.6%が在日の特別永住者の方です。

もう今では韓国朝鮮籍以外の他の国籍の方はやっていないです。国が違えば帰化もだいぶ違うんですよね。


で、不許可は何人かと言いますと、7人いらっしゃいます。

この数ヶ月の間に2人増えました。

私が見ても不許可になる確率が高い方は、そもそもお受けしないですし、また時期をみて申請しましょうとアドバイスさせていただいてます。

ですから申請をして不許可になった方は、もちろん懸案事項は皆さんあったわけなんですが、許可されるだろうと見込んで申請したわけです。

ですから当人は当然もちろんの事、私も不許可の知らせを聞けば本当ショックですよね。

申請をお手伝いしたということは、過去の同様の事例に当てはめて、同様の事例が許可されているから、その方も許可されるだろうと見立てを立てるわけなんですね。

だから私からみて何も懸案がない人は100%許可出ますよと言います。

もちろん私が許可出すわけではないので、理論的に100%はあり得ないんですが、私の経験をご利用いただけるのが弊社を利用するメリットだと思いますので、安心していただくためにも100%って言っています。


まあ、それでも不許可は出るわけです。

1,157人の許可の経験があっても、一つとして同じ事例はありませんから、いくら経験を積んだとしても、微妙な方はどっちに転ぶかわからない、それはこの先10年20年続けても、変わらないと思います。

そしてその時々で許可の基準も変わってると思います。過去によかったものでも今はだめということがあると感じています。


不許可が出るということは、申請をして管轄の法務局から法務省に書類が送られて、法務省で最終判断を仰いだということですよね。

管轄の法務局で面接時に取り下げを求められることもあります。申請してもおそらく不許可になるでしょうってことで。

ここで考えてみたいのは、管轄の法務局で許可不許可が本当にわかるのかということなんですが。

それはわからないと思いますね。もし結果がわかってるなら、毎年結構な数の不許可者が出るわけですから、統計的にはですね、もし結果が管轄法務局でわかるのであれば、もっと取り下げを勧めて不許可という結果が出る人が少なくなるはずですからね。

それに法務省に書類が行かないと審査ができない項目もありますので、管轄レベルでは結果はわからないということです。そして不許可が出た後もはっきりその理由はわからないということです。

理由は申請者側で見極めて再申請に臨まないといけない。理由は一つではなくて複合的なこともあると思いますので、なかなか見極めるのが難しいところがあります。


特別永住者で不許可になる理由で多いのは、弊社のお客さんしかわからないですけども、それはまず交通違反を含めた犯罪歴です。

これはね、はっきり交通違反だと目星がつくんですが、他にはですね、経営する会社の業績ですとか、社保の加入状況ですとか、生計の安定性に関することなどだろうと察しはつけれますが、確定はできないですよね。

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