帰化申請っていくらかかるの?(VOL1 韓国家族関係証明書と除籍謄本編)

法務局の手数料は0円

帰化申請をするのにお金はいくらかかるのか?

やはり気になるところですよね。

まず抑えておきたいのは法務局への手数料です。

法務局への手数料は0円です。

では自分でやる場合や、行政書士に依頼する際にはいくらかかるのか見ていきましょう。

自分でやる場合もタダではない

帰化申請を自分でやる場合にいくらかかるか見ていきましょう。

韓国の家族関係証明書と除籍謄本の取得費用

在日韓国人の皆さんの帰化申請には韓国の家族関係登録事項別証明書と除籍謄本の提出が必要です。

日本国内の韓国大使館や領事館で取得できますが、手数料がかかります。

手数料は1通につき110円です。為替が大きく変動した場合には手数料の改定も行われます。

だいぶ昔の話ですが、1通300円以上したこともあります。

モデルケースで見る韓国の家族関係証明書の取得費用

それではモデルケースで大使館・領事館の手数料がいくらになるか見ていきましょう。

夫婦と子供2人の家族で申請するケースとします。

まず申請者は5種類の家族関係登録事項別証明書が必要です。

そして父母の2種類の家族関係登録事項別証明書も必要です。

基本証明書が申請者5人分。5通×110円で550円。

家族関係証明書が申請者5人分と夫妻の父母4人分。9通×110円で990円。

婚姻関係証明書が上記同様に990円。

入養関係証明書が申請者5人分。5通×110円で550円。

親養子入養関係証明書が上記同様に550円。

このモデルケースでの韓国の家族関係登録事項別証明書の取得費用は、合計で3,630円となります。

モデルケースで見る韓国の除籍謄本の取得費用

韓国の家族関係登録事項別証明書に加えて韓国の除籍謄本も必要です。

除籍謄本が何通必要になるかはケースにより、また同じようなケースでも人により違います。大きく差が出ることもあります。

それでは前記と同じケースで見ていきます。

今回必要なのは夫の出生時点まで遡った夫の父方・母方の除籍謄本と、妻の出生時点まで遡った同様のものが必要です。

細かい説明は省きます。詳しくは下記の表でご確認ください。

必要な除籍謄本は全部で6通で、取得費用は660円です。

夫方説明枚数
戸主 夫枚数3枚。夫と妻と子二人が記載。3
戸主 夫の父夫と妻が婚姻し法定分家。5
戸主 夫の父の父夫の出生から父の分家まで。9
戸主 夫の母の父夫の母の結婚による入籍までのもの。7
妻方
戸主 妻の父妻の出生から夫と結婚し除籍されるまで。6
戸主 妻の母の父妻の母の結婚による入籍までのもの。8
bBearさんによる写真ACからの写真

取得費用はそんなにかからないが、翻訳は?

上記で見ていただいた通り韓国の家族関係証明書や除籍謄本の取得費用は1通110円ですから、それほど高額になる事はありません。今回のケースですと合計で4290円です。

取得には苦労が伴います。帰化や相続ではだいぶさかのぼって除籍謄本を取得する必要がありますのでなかなか大変です。

領事館に行くのが1回や2回では済まないケースがほとんどかと思います。

また、取得するだけで終わりではありません。翻訳する必要があります。

当然ですが大使館や領事館では日本語の訳文は作成してくれません。

翻訳業者を利用する場合には翻訳が必要な範囲を明確に指定する必要があります。

帰化や相続にたけている翻訳業者であれば、その範囲についてアドバイスをもらえるかもしれませんが、ただ翻訳するだけの業者ですとその辺のやりとりも難しいところがあります。

今回は以上です。

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